人生で初めて、心療内科に行った。
どうということはない、と言いたいところだけど、内心行くまでかなり緊張していたし、正直甘えているとか、ただのわがままとか、未成熟だとか言われるんじゃないかと不安しかない。
こちらは個人情報を突きつけて、開けっぴろげに話せば良いのかもしれないが、向こうは素性もわからない心療内科医だ。なにを話せば良いのかもわからないし、やはり不安ばかりだ。
診察はあっさり終わった。なんというか、原因が特定されているなら、鬱まではいかない。適応障害でしょうとのこと。
診断書が必要かどうか聞かれたが、なにに使うのか分からないので不要と答えた。
帰り際には、今後希望するカウンセリングと、心理テストのようなものを2種類書いた。
来週もう一度来るように言われ、初診の代金で少し高い金額を払う。
最初に診察に呼ばれた時と、会計で呼ばれた時。自分の下の名前を間違えて呼ばれたことが、特に腹がたつわけでもなく、そういうものかーというような気持ちで。ただ頭に残っている。
さて、明日は別の心療内科に行くことにした。明日も終日欠勤だ。
実はここ数日下半身の寝汗がひどいし、家を出る前はずっと部屋の中をウロウロしていた。身体も頭もダルいし、なにか考え始めても手につかず、別の何かを思い出してしまうような集中力のなさも響いていた。
なにも手につかず。なにも進まず。ただ忙しそうに振舞って1週間が終わるような過ごし方だった。流石にまずいと思ったし、兄にも進められたから、心療内科に行ったわけで。
ただ、とても落ち込んでいると、立て続けに知人に会う予定ができた。落ち込んでいるときに少し救われたような心持ちで、嬉しいかぎりだ。
こういう人の繋がりは、大切にしていきたいなあ。
ふと携帯を打つ右腕に目をやる。
今日採血したときにできた、腕の痣が目に留まった。少し目立つ赤い斑点と、周りにうっすら広がる痣。その痣がなんとも愛おしか思た。
そんな、夜です。