りんごの木を植える。

高校の友だちが毎日更新してるので、ぼくも続けてみようと思います。

2020/01/18 キャリアとか人生とか、やりたい事とか考えた。

顧客とやりとりがないことは不満もある。前職での各種調査や、顧客とのやりとり、マーケティングでのベンダーとのやり取りや交渉などの方が楽しかった。今はスケジュール調整や社内業務が中心で、顧客の顔が見えないだけではなく、仕事の成果も定量的に見えづらく、キャリアとしても若干不安が残る。もちろん、社内のプロジェクト管理や仕組み、組織のあり方などが見えることは得難い経験だし、この歳でこのポジションに就けたことは幸運なことだと思う。給料も悪くなく、福利厚生もしっかりしている。


問題は、自分の適性あるいは、自分が仕事に対して求めていることと繋がらないことだ。前職であれば、周りの仕事を理解しながら楽しくできたが、今はそれができていない。やはり信頼関係を構築しきれていないという点もある。自分が思いの外物覚えが悪いという事もある。仕事を進められていないという事もある。

今が一番忙しいといいつつも、実際タスクを整理してみると全然忙しくなかったりする。

こうして書き出してみると、ネガティブなことしか出てこないのも嫌なことの1つ。


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最高の自由を勝ち取るにはどうすべきなのか。橘怜の言うように、大きくは以下の三つを満たすことが大切だと思われる。

①人的資本の向上

②金融資産の運用

③社会資本の向上


この内、現時点で自分がやり始められているのは、①人的資本の向上のみ。

これ以外を、今後どう実行していけるか。どう実行していくべきなのか。

そもそも①は、②、③を実現するための基本である。

なぜなら、②を実行するためには①で元手を増やす必要がある。③を実行するためには、やはり①と②を使って、地域やコミュニティに貢献していくことが大切だ。

となると短い人生、早いうちに①をある程度固めることが必要だろう。では、ある程度固めるとはどういうことか。


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ここ最近、特に現職にいて思うことは、ミドル層転職組のキャリアに共通点があるということだ。もちろん皆同じような職種で、実務内容も似たことをやっている人が多いから、その傾向が強いことは当然ではあるが、キャリアの中身は、以下のようなイメージだ。


社会人として大手日系企業に入社。四、五年程度経験を積んだのち、大手外資系企業に入社。その後管理職を経て、一社目以外の大手日系企業に移り、現職へ。あくまでモデルケースだが、日系と外資系が入れ替わることがあるものの、大半がこのキャリアだ。

スキルに関していえば、当初の配属は営業、その後現職種の専門性を磨いて、英語ができ、数字にも強い。強くなくとも、見るべき数字は抑えている。

年齢は4055歳前後でこのキャリアだ。それでも、サラリーマンとして週五日働き、夜遅くまで残って働く事も多いが。

この働き方ができていれば、恐らく上記の①はクリアできるだろう。③が薄くとも、よっぽどのことがなければ②はクリアでき、人生の満足度は高いはずだ。とは言え、時間の制約が多くなる。満足度は高くとも自由度は低い、また本職以外の仕事ができず、繋がりも薄くなりがちだろう。


これは、私が目指す最高の自由とはほど遠い。自分が目指す最高の自由とは、自分が魂を賭けてやりたいと思える事に没頭できる事かもしれない。もしかしたらそんなことは見つからないかもしれないが。ただ、それを見つけていくのも人生とすれば、何事にもチャレンジしていくことは大切なことだ。


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つまり、①を実現するための方法としては、以下の項目が参考になる。

・大企業での実績

・日系、外資系での組織経験

・外国語能力

・マネジメント経験


ただ、これらはあくまでサラリーマンとして組織に所属して、その環境で活躍するビジネスパーソンとして、効果を発揮する事柄だ。だからこそ、直接的には②、③に繋がらない。そして時間の制約からは逃れられない。


では足りないものは何か。圧倒的な専門性と、それに通じる実績、資格だ。

これらはともすればコモディティ化しすぎた事柄として扱われる。だが、これを持って③に関われていければ、かなりのリターンとなる。何故ならこうしたコモディティ化した資格や専門性は、あくまで都会や限られた地域、フィールドで活かされる事が多い。地域やフィールドを変えるだけで重宝されるスキルは、本人たちが気付いていないだけで、実は驚くほど多い。


つまり、何らかの専門性を持ち、看板を持ち、学歴が優れていて、活躍の場が海外にも広がるという、「実績」、「錯覚資産」があると良い。

こうして独立や法人化する事で、最高の自由に通じることができるはずだ。


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翻って私の場合は、これまでデータ分析やドキュメンテーション、業務に分析やマニュアル作成、デジタルマーケティング、インナーブランディングWebサイト運用、ベンダー管理・交渉などの実務経験がある。とはいえ飛び抜けた成績や実績は、精々資料作成を褒められたり顧客から追加発注を受けたことくらいで、定量的な実績ははっきり言ってないに等しい。

実績がこのような中途半端なことではあるものの、今回転職で大手外資系企業にビジネス側の管理部門として入ることができた。恐らくこれはひとつ資産である。何故なら前職よりも現職の名前の方が、人のウケや知名度は高いからだ。そういう企業に入れたことは、人から見ると良いキャリアであるし、信頼度も高い。

学歴は首都圏国立大学の学部卒だが、三年留年している。そのため社会人経験は五年に満たない(20201月現在)。

我ながらとても良い転職だったと思っている。スキルや、経験不足では否めないが、とても良いポジションに就けたと思う。

だからこそ、この機会は活かしたい。もちろんどうしても適性が無かったり、辛くなった時には辞めれば良いが、それなりに実績を作れるようになっていたい。英語使用機会がある事も良いことだ。給料も良いので、少しずつ②も実行できる。


あとは、専門性だ。今はデータ分析と言ってはいるが、正直この言い方は厳しい。どちらかというとドキュメンテーションに近いし、エクセルスキルが少し高いくらいのものである。この不満を克服するには、やはり専門性を高めたり資格を取ることが有効だ。これまでの経験も活かしていける。組織設計や動機付け、インナーブランディングなどに関わっていける。その経験やスキルを、いろんな地域やフィールドに展開していければ良い。更に、まずは看板があった方が人の門戸は開きやすい。営業経験がない自分にとって、この効果はとても大きい。誰もが知っている、そして何かを期待してくれる、興味を持ってもらえる、そんな資格を取る必要がある。

取った後ある程度下働きになるのは、耐えられるかどうか不安だ。とは言え、ゴールがその先の独立であったり、会社設立であったりするならば、修行というよりは仕事の進め方という点でとても勉強になるはずで、きっと乗り越えられると思う。そして、そうであるならばその分野における大手企業に入る事が重要だ。

まずは取得する事だか、その先の事も見据えて置かないと何処かで道を見失う事になる。常にそれに対する情熱も燃やしておかないと、いざという時に情熱が冷める事もよくあるし。


今月の給料(先月の残業代)がある程度でてたら、本格的に検討するか。