土曜から日曜にかけて、友人3人と富士山に登ってきた。
予定では土曜のうちに八合目まで登って山小屋に泊まり、翌朝未明に山頂に向けて登り始め、山頂で御来光をみる手筈だった。
結果として、体調不良となり、八合目からそのまま下山。なんとも不甲斐ない結果になった。
原因を挙げれば、前日の寝不足や普段からの運動不足、スマホの使いすぎによる眼精疲労からくる頭痛かと思う。土曜の昼間の登り途中から頭痛による嘔吐を一度。山小屋について二度目。翌朝未明に起きて三度目。三度目は吐くものはなく、えづきながら喉の奥から血反吐を出した。
そんな調子で2人に迷惑をかけつつ、山頂を諦めることを告げる。救いは、2人とも過去に一度山頂で御来光を見たことがあることか。
下山しながらも気持ちの悪さと向き合いながら歩いた。気付けば前日の昼、夜、当日の朝を食べていない。また水分もとっておらず、意外と動く足や呼吸、意識に驚きさえした。
そんなこんなで昼過ぎくらいには帰宅して投票に行き、晩御飯を食べてから、煮え切らない思いを消化するようにランニングをした。5キロ弱、熱中症になるのでは、と思うような暑さの中走る。案の定、走り切った後は頭が熱を持っていて、すぐに帰宅してシャワーを浴びた。
そんな1日を過ごして、きっと今日富士山から下山して、更に5キロ走った人間は他にいなさそうだと思い、このタイトルである。
過去一番辛い登山ではあったが、過去一番記憶に残る登山になった。次は山頂まで登り切れるように、体力づくりと生活習慣を見直そうと、過去何度も思ってきた決意を、改めて誓う。
