千葉の海岸沿いを歩いていた。
波の音、潮風の匂いが懐かしい。
大学に入学した年から11年が経って尚、いろんな記憶が呼び起こされる。
誰もいない海岸沿いを歩きながら、独言る。自分の気持ちを言葉にして、これからの事を考えながらどうしたらいいだろうと思い悩む。
答えがないから、無駄な事なのかもしれない。ただ、こういう事も考える時間ってなかなか取れないじゃない。
潮風でベタついた顔と腕が、不快でない。懐かしいからか。10年年前の僕に今の事を言ったら、きっと驚くと思う。いや、もしかしたら、やっぱりねと笑うかもしれないね。
とても長い距離を歩いて脚が疲れきったから、今日は気持ちよく眠れそうだ。
夜は筋トレして、本を読んで、それからゆっくり眠ろう。
あれ、会社電話すんの忘れてた。